大和大学は産近甲龍に引けを取らない、らしい(By 関関同立ラボ)
この記事では、2023年8月14日に公開された(1)偏差値、(2)入試倍率、(3)就職率、について、大和大学 vs 産近甲龍 を行っているYouTube動画を取り上げます。この動画は、YouTubeチャンネル関関同立ラボ(←外部リンク)の動画で、このチャンネルでは、時折大和大学について取り上げてくれており、毎回のようにトンチンカンなことを言っており、記念として取り上げました。
感想:データを用いて説明することで、一種の客観性を持たせ、大和大学は、産近甲龍に引けを取らないということを主張したいようです。しかし就職率に関しては、各大学基準が異なり、間違っている。一種の企業案件で「大和大学」を推すのは、分からなくもないですが、そもそも大和大学は、産近甲龍と比較できるほどの一般的な大学ではありません。プロ・専門家であれば、カリキュラムや教員などの教育内容を比較すべき。
【参考】出演者:川本翔太郎先生は、大阪府立桜塚高等学校に在籍時、難関私大専門塾マナビズムに通われ、見事、関西大学、近畿大学に現役合格されております。その後、関西大学経済学部へ進学(2019年3月卒業)。大学生の頃からマナビズムの古文科を担当し、現在トップ講師とのこと。また、マナビズム豊中校舎長をされています。
動画の内容
(1)偏差値
(東進、全国統一高校生テスト)
63 近畿大学(経営学部) > 62 龍谷大学(経営学部) > 61甲南大学(経営学部) > 58 京都産業大学(経営学部) > 56 大和大学(政治経済学部)
参考:64 武庫川女子大学(経営学部)、57 大阪経済大学(経営学部)
(2)入試倍率
大和大学は一般入試の倍率が約5倍とかなり高く、簡単という訳ではないと説明。しかしなぜか取り上げませんでしたが、公募は1.0倍、受験生の全員が合格する!そもそも公募と一般の比率がおかしく、入試の本来の目的は、高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定すること、公募では、受験生を判定、選抜しようと思っていないと感じます。
(3)就職率
動画では、巨大企業就職率を従業員数3000人以上(近畿大学、甲南大学)としてますが、龍谷大学は1000人以上、大和大学は5000人以上の就職率を公開しています。ちなみに、大阪経済大学では、35.1%です。つまり、比較できていません。大学から公表されている数字を比較するのではなく、有名企業400社への就職率などがよく使われています(記事:関西有名私大の有名企業400社実就職率ランキング(2022年卒):大和大学はランク外(←リンク))。
(i) 近畿大学
(ii) 甲南大学(iii) 龍谷大学
(iv) 大和大学
実は7月上旬、大和大学のHPにて、政治経済学部の就職内定速報に関してのニュースリリース(←外部リンク)がありました。そこでは、「全国トップクラスの就職実績を達成」、
とあります。(勝手に主張しているだけだとは思いますが、)大和大学は、甲南大学、龍谷大学に就職実績で負けている、という印象を与えるこの動画は、大和大学にとっても困るのでは?
参考:大阪経済大学
大和大学への進学がお薦めな人→→→ アルバイトを頑張りたい人
・梅田に近い立地
・サークル・部活動は他大学よりも活発ではない。
・授業は浅く広くなので、単位取得はそう難しく、ゼミはエレベーターホール前で行っている学部もあるなど、そんなに大変ではなさそう。
(研究のことは意識せず、国家資格の合格や大学院の入試等をかなり意識している)
過去の関連記事
・マナビズムさん、まだ大和大学理工学部には卒業生はいませんよ (2023年6月6日公開)
・関関同立ラボ: これから人気/倍率が上がる関西私大(公募制推薦の志願者総数は減少だが) (2023年5月8日公開)
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