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大学院進学のための大学?:大学の目的とはなんだろうか?(YouTube動画より)

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 昨日、2月18日(日) Fラン・教育〇待研究所所長結月ゆかり (←外部リンク)というチャンネルにて、大和大学に関する次の動画( 【現役化学系技術者が語る】大和大学理工学部に進学する前に考えてほしいこと (←外部リンク))が公開されました。  この動画の目的(YouTubeより抜粋)は、「大和大学理工学部に進学を検討している受験生と親御さん向けに作成した動画です。大学院を修了し、メーカーの技術者として働くうp主(注)の体験に基づいて作成しています。」 注:動画共有サイトなどのオンラインメディアに動画等のコンテンツをアップロードして公開した人を指す俗な言い方。 いわゆる投稿者。 「うp」は日本語入力をオンにしたまま up (アップ)と入力した表記。 窓際なりにメーカーの技術者として働く人間として、大和大学理工学部の宣伝の仕方には疑問があります。 #大和大学 https://t.co/FffUcSseYM — 結月ゆかり@Fラン・教育虐待研究所所長 (@edu_problem_lab) February 18, 2024  この動画では、大和大学は、大学受験で養ったノウハウを教員採用試験や国家試験、大学院受験等に応用しているとし、大学をビジネスの場としてみており、収益目的と感じる、とあります。  確かに、大和大学理工学部では、次のように難関国公立大学大学院への合格実績を強調しています。 (出典: 大和大学HP ) 大和大学 はばたく、理工学部1期生。 2023年12月 阪急電鉄 車内にて #学校広告 pic.twitter.com/CPpMpAmx5M — 学校広告研究学会 設立準備事務局(ずっと準備中) (@AdEduInstitu) January 1, 2024 【感想】 (1)リベンジで大学院進学 → 編入の方が良くないか?  第1志望がダメで、大学院へリベンジし、当初志望の大学院へ進学する。これで本人が満足するのであれば良いですが、そんなに大学院進学に関して、リベンジすることが重要かと思っています。もちろん、国公立大学の方が研究環境が良いというのは確かな事実ですが、自身の学歴のためにリベンジしてまでも、当初志望の大学院に進学するというのは、逆にかわいそうな人だと思います。もっと重要なことがあるだろうに。。。 →  逆にそうであれば、 大学編入制

追手門学院、理工系教育に新たな動き、驚き!

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 2月2日、学校法人追手門学院から次のようなプレスリリースがありました。 「 学校法人追手門学院 学校法人鉄鋼学園 2025年4月の法人統合を目指した協議を開始 」(←外部リンク)  予想すらしなかった新たな動きで、興味深く、追手門学院の理工系教育に対しての強い意欲が感じられます。ちなみに、関西では、2009年関西学院と聖和大学の学校法人の統合(現、関西学院大学教育学部)、2018年プール学院大学の桃山学院大学への移管(桃山学院教育大学→現在、 桃山学院大学人間教育学部)、2021年 大阪医科大学と大阪薬科大学が統合し、大阪医科薬科大学の誕生、 2022年兵庫医科大学の兵庫医療大学の吸収合併などがありました。 大阪医科大学と大阪薬科大学が統合し、「大阪医科薬科大学」  関西に住んでいても、このような短期大学があったとは知らず、調べてみるとさらに興味が出てきました。  この学校法人鉄鋼学園は、 産業技術短期大学 (←外部リンク)(兵庫県尼崎市)を設置運営しています。私立の工学系短期大学で、全国的にも珍しく、鉄鋼業界(一般社団法人日本鉄鋼連盟)により設立されたため、主に日本製鉄・JFEスチール・神戸製鋼所等の鉄鋼会社をはじめとする産業界から派遣された若手・中堅層の社会人(企業派遣)学生が全学生の約2割の規模で在学しているとのことです(← Wikipedia より)。    2023年8月に、 追手門学院大学が新設する理工学部の概要を発表 していました(←リンク)。私立文系大学にしてみると、理工系を新たに作る際、このような短期大学と連携するのは、かなり良い手だと感じました。この理工学部も2025年4月からなので、 理工系が一気にパワーアップ 。短期大学からの3年次編入枠も作り、これで定員割れ対策ともなります。文部科学省も学校法人の統合に関しても、嬉しいはずで、この法人統合は良い事例となりそうです。  先月、Yahoo!知恵袋に、「 追手門学院大学や桃山学院大学は流石に大和大学に抜かれましたよね? 」(←外部リンク)といった質問がありました(記念に保存しておきます)。 → 大和大学とは追手門学院大学の理工学部は学科構成が同じで、地理的にも近く、ガチンコバトルという印象でした (←リンク)。しかし、これで、 流石に追手門学院大学の方が凄い よね。  過去の関連記事 ・ ガチン

大学入学共通テストの試験監督でミス(大和大学)

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大和大学のことでネットの記事となっていたので、記念までにまとめました。   読売新聞オンライン (←外部リンク、1月18日(木)公開)によると、次のような大和大学の記事が掲載されました( Yahoo!ニュース (←外部リンク))。 記事内容(抜粋)  13日に実施された大学入学共通テストで、会場となった大和大(大阪府吹田市)の教員が「英語(リーディング)」の試験終了を予定より10分早く指示するミスがあったことがわかった。直後に別の教員から指摘されて試験を再開していた。 以下、略 (1) Yahoo!ニュース (←外部リンク)のコメントは、現在のところ 136 件あり、これらなどから分かることなどを推測しました。 ・ミスの内容:試験室の主任監督者が終了10分前に「残り10分です」と指示するところ「解答やめ」と誤って指示した。別の監督者(タイムキーパー)が直ちに指摘し、主任監督者が訂正した。その後、時間通り試験は終了した。 → 試験監督マニュアルでは、主任監督者とタイムキーパーが並び立ち、受験生に指示する、となっていることから主任監督者がタイムキーパー関係なく、受験生に指示している(と推測できます)。コメントでは問題ないという意見もありますが、マニュアルから見ても、問題だと思います。 (2)特に、この記事で気になるのは、受験生から翌日に大学入試センターに問い合わせがあり、このようなミスがあったことを把握したということ。通常、軽微なミスでも 大学入試センター (←外部リンク)に報告することになっているが、このことを大学入試センターに伝えていなかった、と推測できます。 →→ テストの点数への影響は軽微かもしれませんが、少なくとも、その会場の受験生はびっくり・困惑しただろうと、思います。

有名企業400社実就職率ランキング(23年卒)への発表の反応→ 在学生「意味ない」

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  先日の 有名企業400社実就職率ランキング(23年卒)の発表 (←リンク)を受け、Yahoo!知恵袋にて、質問がありました。 ( この記事を読んでも、 Yahoo!知恵袋の質問は、消さないでください。 ) ↓↓ ↓↓Yahoo!知恵袋の質問 ・ 大和大学の学生ですが、有名企業400社就職率は当てにならないと思います。 あの指標を理由に「大.. .(←外部リンク) ChatGPTにて要約(200字) 1つ目:「この文章では、大和大学の有名企業就職率に対する批判について述べられています。著者は有名企業400社就職率が大学の実力を示すものではなく、その指標が難関企業の雇用を含んでいないことを指摘しています。また、 就職チャンネル (←外部リンク)でも同様の意見が示されていると述べられています。 2つ目:文章は有名企業400社就職率が大学の実力を正確に反映していないとの立場をとり、実態は関関同立未満の大学がサービス業系企業に多くの就職者を送り込んでいると主張しています。また、大和大学が他の大学と比較しても十分な実績を有しているとの意見を示しており、学歴よりも学生の個々の努力が就職に影響を与えるべきだと主張しています。」 抜粋 ( 赤線 はこちらで引きました) →  正直、産近甲龍も摂神追桃も大和も大差なくない、また大和大学は摂神追桃の就活生のように安易にコンビニや外食産業、運輸業界や建築業界などを志望していないだけと摂神追桃の学生をディスる。大学における教育の質はさておき、大学の偏差値(←この指標も否定的な意見はあります)から摂神追桃を下に見ているのでしょうか?(大和大学の学生の内定先を下にリンクしているので、ご自身で確認しましょう。)  この質問を読んだ際、6月の追手門学院大の有名企業就職実績に関する記事、 大和大学在学生にブーメラン炸裂(Yahoo!知恵袋) (2023年6月27日公開) (←リンク)を思い出しました。 →→ 書き方が同じなので、同じ人かな?と思います。  しかし、下記の 大和大学理工学部就職実績に関する広報 (←外部リンク)にもあるように、全面的に利用しています。自身が所属している大学の就職実績の広報を否定しているので、記念として記事としてまとめました。( YouTubeの動画 (←外部リンク)でもあるように、確かに工学部がある大学はランキングの上

関西有名私大の有名企業400社実就職率ランキング(2023年卒):21大学がランクインだが、大和大学は今年もランク外

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 2023年11月11日、東洋経済ONLINEにて、 「有名企業への就職に強い大学」トップ200校 (←外部リンク)という記事が公開されました。この記事では、大学(2023年卒、卒業生100人以上)における有名企業400社へ就職した、実就職率トップ200校が発表されました(昨年度の記事は、 【ココ】 (←リンク)をご覧ください)。そこで、関西有名私立大学の状況はどうなのか?、また大和大学政治経済学部の23年度卒の就職率、内定・就職先をまとめました。 (参考: 東洋経済:実就職率ランキング:23年卒、卒業生1000人以上 (←外部リンク)) 結果 ・昨年度と比べ、若干数値が上がった印象(コロナ禍での就活が若干緩和された影響か?) ・関西有名私大は、200大学中21大学がランクイン (昨年同様:大和大学、神戸学院大学、桃山学院大学はランク外) ・昨年同様、大学の序列ごとに似た数字で、関関同立の平均は、22.1%、産近甲龍の平均は、7.8% ・近畿大学、摂南大学、追手門学院大学の順位が大きく上昇した 表 :有名企業400社への実就職率(23年卒) 大学名 実就職率 順位(昨年) 関西私大内 大和大学 不明 ランク外 - 関西大学 16.8 48(55) 4 関西学院大学 22.4 31(31) 2 同志社大学 29.4 18(18) 1 立命館大学 19.7 40(38) 3 京都産業大学 7.7 105(114) 9 近畿大学 9.5 86(100) 6 甲南大学 8.4 97(109) 8 龍谷大学 5.7 134(125) 12 摂南大学 5.3 141(172) 13 神戸学院大学 不明 ランク外 - 追手門学院大学 5.2 142(166) 14 桃山学院大学 不明 ランク外 - 大阪工業大学 14.6 54(70) 5 神戸女学院大学 9.1 88(75) 7 同志社女子大学 7 114(102) 10 京都女子大学 6.7 118(103) 11 大阪電気通信大学 4.5 155(??) 15 関西外国語大学 4.1 175(164) 16 大阪商業大学 4 177(??) 17 大阪経済大学 3.6 183(189) 18 京都先端科学大学 3.6 187(??) 19 武庫川女子大学 3.5 188(182) 20 阪南大学 3.4 196(??) 21

マイナビの大学認知度調査で、大和大学は追手門学院大学に抜かれる!

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 2023年9月8日、 マイナビ進学総合研究所「大学認知度・イメージ調査2023」 (←外部リンク)が発表されました。この調査は、昨年に引き続き2回目の新しい調査で、大学進学を希望する高校3年生、約11,000回答をもとに、各エリアにおいて認知度、各イメージ項目(9項目、①「学べる内容が充実している」、②「時代にマッチしている」、③「勉強が面白い」、④「就職力が高い」、⑤「キャンパスが立派な」、 ⑥「グローバルな」、⑦「イキイキしている」、⑧「成長できそう」、⑨「サポートが手厚い」)のランキングを作成したものです。特に関西地域(滋賀県, 京都府, 大阪府, 兵庫県, 奈良県, 和歌山県)での回答数は、2,020です。 主な結果 ( 昨年度の結果 )←リンク ・大和大学の認知度は 51.7 (昨年度 61.4%)は、追手門学院大学に追い抜かれ、順位を下げた。 ・ 黄色で塗った大学 (京都大学、大阪大学、神戸大学、大阪公立大学、大阪府立大学、大阪市立大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学)が上位を占めている。龍谷大学がこの黄色の大学の次にランクインしている。 認知度ランキング(関西、N=2020) 順位 大学名 % イメージ(最も高い割合項目) 1位 近畿大学 75.2 →時代にマッチしているなど 2位 立命館大学 73.9 →キャンパスが立派な 3位 関西大学 73.1 →イキイキしているなど 4位 同志社大学 72.5 →サポートが手厚い 5位 京都大学 67.9 →学べる内容が充実しているなど 6位 大阪大学 66.2 →成長できそうなど 7位 関西学院大学 65 →キャンパスが立派ななど 8位 神戸大学 64.2 →就職力が高いなど 9位 龍谷大学 63.7 →学べる内容が充実している 10位 甲南大学 60.6 →イキイキしている 11位 同志社女子大学 56.4 →? (ランク外) 12位 京都産業大学 54.9 →サポートが手厚い 13位 摂南大学 54.8 →? (ランク外) 14位 追手門学院大学 53.1 →? (ランク外) 15位 関西外国語大学 51.7 →グローバルな 15位 大和大学 51.7 →時代にマッチしているなど 17位 大阪公立大学 50.4 →勉強が面白いなど 18位 桃山学院大学 47.3 →? (ランク