関関同立ラボの動画に注意!塾が心配
関関同立ラボの動画に注意!
6月、関関同立ラボというYouTubeチャンネル(←外部リンク)で、大和大学に関する動画が公開されました。このチャンネルは、関関同立などへの進学に特化した難関私大専門塾マナビズム(←外部リンク)が行っているチャンネルです。
動画公開後、Yahoo!知恵袋(←外部リンク)でも話題となりました。大和大学をかなり持ち上げてる、ネガティブなコメントを書いたら削除されるなどの意見等があります。そこでどのような内容なのか、確認してみました。
1.【創立8年目】イマ話題沸騰中の大和大学の偏差値/就職/倍率をプロが徹底解説【東の早慶/西の大和】(22/6/11)
該当部分:
・政治・政策学科:「4人に1人が公務員試験に合格」、とあり、コロナ禍であるにも関わらず、凄いことだと説明しています。しかしきちんと大和大学のホームページ(←外部リンク)を見たら分かりますが、「※2022年3月、2021年3月卒業生の延べ合格者数より算出」とあります。
→ 「4人に1人が公務員試験に合格」をそのまま受け取ると、定員が40名であるため、10名が公務員試験に合格したと思うと思います。しかし実際大和大学へ問い合わせた結果、2か年の延べ合格者数を分子とし、分母は、定員40×2年の=80名です(そのため、0.8人に1人が合格といった数字もあり得ます)。
よって、2年間で、延べで20回公務員試験に合格した(例:1人で大阪府警と吹田市消防の両方を合格することは珍しいことではありません)ということを4人に1人が合格と表現しています。
また、以前大和大学とやりとりをした際、他学科、経営経営学科の合格者も入れていたということもありました。そのため、本当に政治・政策学科の学生さんのみで20回合格したのかは不明です。
さらに、動画ではコロナ禍との関係で、公務員試験が難しくなっているとかありましたが、2021年3月卒業生はコロナ禍以前に公務員試験を受験し、合格しているので、コロナ禍とは関係ないです。
(こちらでは、政治経済学部の就職実績について、きちんと「内定率」45.2%、53.9%という紹介しています。)
・教育学部の教育実績84.4%の教員就職率:教員養成系国立大学よりも高いという表現をしています。確かに数字のみは高いのだと思いますが、教員養成系国立大学では、教員採用試験を受験していない人も分母に含んでいます(詳細、以前の記事)。
2. 【序列が変動?】大和大学と産近甲龍の偏差値/難易度/倍率/学費を徹底比較(22/6/26)
該当部分:
この数字は、大和大学の45.2%という数字は内定率(延べ)であり、他大学の数値は、就職率(実数)であるので、この数字を比べる方が狂っているぐらいおかしい!です(詳細、以前の記事)。また、就活のサポートが手厚いなど言っていましたが、何を根拠に言っているのでしょう。実際にキャリアセンターへ行って見たらわかります、スタッフこんだけ?と思うはずです。
一応は、学習塾、受験のプロという位置付けの人がこんなに大きく間違っていることを大々的に宣伝するとは、マナビズム(←外部リンク)という塾が、逆に心配となりました。気になり、ネットだけでマナビズム(←外部リンク)を調べてみると、結構ネガティブな情報が出てきます。
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