関関同立ラボ: これから人気/倍率が上がる関西私大(公募制推薦の志願者総数は減少だが)

 YouTubeで「大和大学」が取り上げられていたので、以前の武田塾の動画(←リンク)と同様に記念として取り上げました。動画は、2本あり、2022年10月5日、2022年11月19日の公開です。前回の関関同立ラボの動画は、上部のみの数字を紹介するなど、メチャクチャな内容の動画(←詳細:リンク)でしたが、今回はどうでしょうか?

結果・感想:内容は、前回の動画よりかはきちんとしている。

(1本目)関関同立ラボ【狙い目】これから人気/倍率が上がる関西私大ランキングを発表【学部/キャンパス】(2022年10月5日

 この動画の目的は、受験生の公募制推薦の参考のために、作成・公開し、取り上げられた4つの大学は、出演者の方の主観で、これから人気/倍率が上がる(であろう)大学を選んだとのことです。

 そもそもこの関関同立ラボ(←外部リンク)とは、全国の関関同立志望向けに、どのチャンネルよりも面白くて有益な情報を発信するチャンネル、とのこと。

■出演者は、マナビズムの①今井雄大先生(右側)と②川本翔太郎先生(左側)のお二人です。

① 今井雄大先生は、北千里高等学校時代に学習塾「マナビズム」に生徒として入塾。同志社大学商学部進学後はマナビズムの講師としてアルバイトをしながら学生起業も経験。現在はマナビズムの複数の直営校舎を管轄するエリアマネージャーに従事。

② 川本翔太郎先生は、関西大学経済学部出身で大学生時代からマナビズムの古文科講師を担当されているとのこと。現在はマナビズム豊中校舎長をされています。

これから人気/倍率が上がる(であろう)4つの大学

(1)立命館大学

 映像学部(衣笠)、情報理工学部(BKC)のキャンパス移転(大阪いばらきキャンパス)による

ご尤も

ちなみに、2024年から映像学部は+80名の定員増(160+80=240名)です。

(2)近畿大学

 情報学部(定員:330名)の開設、特に、e-sportsなど時流に乗っている。場合によっては関西大学総合情報学部(定員:500名)を追い抜く可能性も。

→ 異議あり

 教育の質・学術レベルから見ると、近畿大学情報学部が関西大学総合情報学部を追い抜く可能性はかなり低いと感じています。教員の給与は、近畿大学よりも関西大学の方が良く(各種情報からの推測)、近畿大学と関西大学であれば、関西大学を選ぶでしょう(もちろん、教員にとっては国公立がベスト)。また、そもそも近畿大学情報学部は、理系の情報学に関するもので、ICT技術者を養成することを目標としている。一方、関西大学総合情報学部は、文理融合タイプ、文系、理系、両方を学び、ICT技術者のみならず、ビジネスマンも養成することを目標としており、教育目標・理念が異なります。

 もちろん、近年の近畿大学の勢いは目を見張るものがあるものがあり、関西大学総合情報学部の立地(最寄駅からバスで20分)が良くないので、可能性は否定しません(阪急梅田駅周辺の再開発で大学誘致の話があり、これに関西大学が名乗りを挙げる、と予想しています。もちろん、総合情報学部かどうかは分かりませんが、これで、関西大学の人気が出るのでは?と推測しています)。

(3)大和大学

 これから人気が出るというよりも、実際、偏差値も含め、既に伸びていると。よく、受験生を取られている、という声をよく聞く。珍しい政治経済学部があり、アクセスが良い。広告も上手で、産近甲龍をくってかかっていくとのこと。

異議あり

参考「学校推薦型選抜(公募制)」(2022/11/10(木)実施)

5学部出願合計 9925(昨年度:10949、昨年度比 90.65%

(大和大学の公募制推薦の志願者総数は、若干の減少でした。

内訳:理工学部は、新たな区分を作り、出願数が大幅に増えている。一方、社会学部、政治経済学部は、75%程度と大幅減、教育学部は、85%程度と減少している。)

  詳しくは、以前の記事(←リンク)をご覧ください。

(4)追手門学院大学

 茨木総持寺キャンパスが出き、これに伴い、公募制推薦で、産近甲龍の併願校として、選ばれてきている。(大学改革も積極的で、)繁栄への動きがある大学と感じる。

→ ご尤も

 以前問題となった「腐ったミカン」発言(←外部リンク)から垣間見えるように、他大学よりも積極的に大学改革を行おうとしていることは外部から感じます。

2本目マナビズムチャンネル【今がお得!?】もうすぐ人気になってしまう大学TOP3(2022年11月19日)

  この動画では、これから伸びてくるであろう大学を3つ取り上げています。受験生、高校1・2生のために、(目的の推測 → これからこのような大学をいち早く知ることで、将来的には人気が出ることで、容易には入学できないかも知れないが、今であれば比較的容易に入学できる可能性がある、ということか?)

  このマナビズムチャンネル(←外部リンク)とは、早慶上理・GMARCH・関関同立・日東駒専・産近甲龍などの難関私大への進学に特化した難関私大専門塾マナビズムのYouTubeチャンネルのことです。

■出演者は、マナビズムの代表 ① 八澤龍之介先生(右側)② 川本翔太郎先生(左側)のお二人です。

① 八澤龍之介先生は、大阪府吹田市出身、北千里高校を経て、2011年関西大学法学部卒業をされています。北千里高校在学時に入った個人塾の経営者に刺激を受けたことがきっかけに塾を創業することを志す。大学在学中にアルバイトを掛け持ちしながら資金を貯め、19歳で現在のマナビズムの前身となる学習塾を起業する。

② 川本翔太郎先生:同上(略)

もうすぐ人気になってしまう大学3選

(1)大和大学

 近畿大学の「早慶近」と同様に、「東の早慶、西の大和」といったCMがインパクトあった。新設の大学ではあるが、着々と力をつけてきている。
 キャンパスが「通いやすい立地」、関西では珍しい、政治経済学部があり、実就職率がすごく高い、(実)就職率が高いから、ここで学びたいという学生が増えてくるのでは?また、保護者としても安心する。
→ 言っていることは間違いないが、だからと言ってこれ以上伸びるとは思えない。

(2)千葉工業大学
 既に伸びていており、志願者数は、近畿大学に次ぐ、日本で2位。メーカーや技術職への就職が強い大学というイメージがある。
 以前、企業案件(←外部リンク、勉強法の解説)の際、大学のパンフレットをもらい、パンフレットに「宇宙兄弟」(マンガ)を使っていたりと、理系の受験生を惹きつけるのが上手で、感動した。
→ ご尤も(企業案件がきっかけとは・・・)

(3)追手門学院大学

 2019年に大阪府茨木市に新キャンパス(茨木総持寺キャンパス、[Google Map])ができ、将来的なキャンパスの構想(←外部リンク)も凄い。
 建物が三角形であり、学生さんの大学への所属意識を肯定化するような気持ちを優先させるような試みとしても受け取ることもでき、人気の大学になるべく、大学としてのチャレンジ精神を感じる。今後、関関同立の併願校として、意識してくる受験生が増えてくるのでは?
→ ご尤も
(↑バナーをクリックすると、Webにて総持寺キャンパスが見学可、出典:追手門学院大学HP)

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武田塾:高田が推す これから伸びる大学5選に選定 (2023年5月1日公開)

TVCM第4弾スタート:大和大学の進化が止まらない(3/23~)、果たしてCMの効果は? (2023年3月23日公開)

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