大和大学の近くに、新次元大学が出来てしまう(立命館大学100億円規模の投資発表)

 大和大学(最寄駅:JR吹田駅)からJR京都線で、3駅先(直線距離で約6km)に立命館大学いばらきキャンパス(通称:OIC、最寄駅:JR茨木駅、2015年開設)があります。このキャンパスには政策科学部、経営学部、総合心理学部、グローバル教養学部の4学部があり、これに2024年4月から映像学部と情報理工学部が加わる予定となっています。元々ここは、「サッポロビール大阪工場」の跡地で、2010年11月、学校法人立命館に190億円で売却したとのことです(参考:先日発表された神戸市の関西学院大学への王子公園の売却価格は約100億円)。

 2023年7月20日(木)立命館大学は、このいばらきキャンパスにスタートアップ育成や産業連携を促す新たな新校舎を設けると発表(←外部リンク)しました。ここでは、100億円規模の投資を行い、コンセプトTRY FIELD」構想(要旨:変化が大きいこの時代に生き抜くため、挑戦と失敗を繰り返し・TRYし続けること。これを通じて、⾃らの⼿で⾃由に未来を創り出していく)を打ち出し、外部企業との共同研究や実証実験用の空間を広くとり、多くの学生がスタートアップなどに関わりやすい校舎を目指すとのことです。

↓↓Google Map:立命館大学いばらきキャンパス


↓:ズーム:新校舎ができる場所(G棟:分林記念館隣)

校舎イメージ:

 この発表に合わせ、次のような大阪いばらきキャンパスのコンセプトムービー来たぜ、新次元大学。が公開されました(その他、新棟CGムービー←外部リンク)。

【ナレーション・コピー紹介】

世界中の想像が、時空を超えて集う場所。
アイデアがアイデアを呼び、相互進化していく場所。
それは、サイバー讃歌(さんか)やフィジカル性の否定ではなく、
サイバーとフィジカルの新しい邂逅(かいこう)。
ここは、想像を圧倒的に拡張し、
社会に新しい価値を生み出す壮大なTRY FIELD
来たぜ、新次元大学。

→ 現時点での技術、特にICT技術を活用した最先端のキャンパスのような印象を受け、確かに、小規模大学とは次元が異なります。

【この広告に対する反応】
 実際、立命館大学は、令和4年度第2次補正予算「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」にも採択(←外部リンク)されているなど、産学連携も(私立大学の中では)順調に大学運営を行なっていると感じます。

 先日取り上げた、「関西学院大学の王子キャンパス」(←リンク)もこんな感じで作りたいのでは?、と思いますが、立命館大学が一歩先に実現させるようです。関西学院大学はこれを超える構想・キャンパスを作れるのか?楽しみです。今の時流は、「産学連携、起業」のようです。
 「東の早慶、西の大和」と呼ばれるような大学になりたい、と打ち出す、大和大学の面白さは、大学として正統、正常ではないところですが、大学改革で既に実績のある立命館大学いばらきキャンパスとは距離的にも近いのでかなりの影響があると思います。今後どのようになるようでしょうか、関西での大学間競争が楽しみです。

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