誇大広告、政治経済学部の就職実績のカラクリ(→ 延べ内定者数と就職状況との比較)

  誇大広告のカラクリ

 今まで、大和大学の就職実績を就職四季報(シキホー!Mine)(←外部リンク)マイナビ(←外部リンク)リクナビ(←外部リンク)を利用して、見てきました。その結果、採用企業の一覧を見る限り、いわゆる就職するのが困難な人気企業へは就職していない。また、従業員5000人以上の大企業に関しても、「パチンコ会社」、「ALSOK」、「大阪府警察」や「社会福祉法人」などでした。

 また、大学受験パスナビ(←外部リンク)では、政治経済学部の進路として、次が掲載されています(ここでは、公務員就職者数が0とある。3人に1人が公務員試験に合格したはず。就職していない?、それともいい加減なだけ?)。

北おおさか信用金庫3、グリーンホスピタルサプライ、サカイ引越センター、ダイレクトマーケティングミックス、阪急オアシス、吉川運輸各2など。

ここで、従業員5000人以上の大企業は、「サカイ引越センター」、「吉川運輸」です。



  そして、就職四季報(シキホー!Mine)(←外部リンク)マイナビ(←外部リンク)リクナビ(←外部リンク)大学受験パスナビ(←外部リンク)を見る限り、本当に従業員5000人以上の会社への内定率が、「45.2%」なのであろうか?と思う。定員120名×0.452=54.24人となる。実際50人以上いたら、もう少しヒットしても良いと考えられます。


 そこで、上の表をよく見てみると、45.2%や53.9%は就職内定率とあり、(実)就職率ではない

 そのため大和大学の数字は、推測として、公務員試験の結果と同様に「内定者の延べ人数」/定員 で計算しています。内定は、1人で複数内定を獲得することは、珍しくありません。例えば、アンケート調査、「就職の教科書」(←外部リンク)「マイナビ関連」(←外部リンク)によると内定数は平均約2社で、3社以上の内定を獲得している人も珍しくないようです。そのため場合によっては、就職内定率は120%という、意味が不明の数字もあり得るということとなります。

 一方、比較対象である関西有名私立大学、同志社大学、関西学院大学は、公表されている数字を見る限り、どこへ就職したのかという就職状況、「実数」です。


  大和大学の就職実績は、内定者の延べ人数と同志社・関西学院大学は、実際の就職状況を比較している。

 大和大学のこの表は、誇大広告です。

 仮に、平均内定数で割ると、就職内定率は、約23%、約27%となります。率だけで見ると、同程度となっています。


(イメージ:ホームページ内容と実態は異なりますので、ご注意してください。)

注意1:

【参考1】従業員規模別就職状況(同志社大学)

【参考2】上場区別就職状況(関西学院大学)

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