Googleのクチコミと偏差値との関係、やはり偏差値の高い方が相対的にクチコミの評価も高い
この前の記事を受け、Twitterで次のような否定的なコメントを頂きました。
今までみんなの大学情報やGoogleのクチコミを使い、テキストマイニング(テキスト情報の中から、有益な情報を見つける方法)を行ってきました。私自身、それぞれのクチコミの真偽に関しては、信用していないものの、「集合知」と呼ばれる、たくさんの人の意見や知識を集めて分析すると、そこからより高度な知性(的なもの)が見いだせるということがあると思い、口コミの分析を行いました。
参考となる本:
ジェームズ・スロウィッキー、「みんなの意見」は案外正しい、角川文庫
実際先日、みんなの大学情報における口コミを分析し、口コミ・満足度と偏差値との間に正の相関関係があることを見出しました。そこで、この記事では、Googleの口コミの点数と偏差値のと関係をみていきたいと思います。
【分析結果】クチコミと偏差値は(弱い)正の相関関係があることが分かった。大和大学は、追手門学院大学のようなトラブルはなかったものの摂神追桃よりも低い。神戸学院大学は、偏差値とは関係なく、評価が高い。
注意:(1)キャンパスが複数ある場合は、最もクチコミ件数の多いもののを利用した。
(2)偏差値は、前回の時と同様に、みんなの大学情報にある偏差値の幅、大和大学であれば、45.0-55.0であるので、これの中間値をその大学の偏差値としました。そのため、大和大学は、50.0となります。
(3)このデータは、2022年7月16日(土)現在のものを利用しました。真ん中の点線(青色)は、線型近似曲線(y=0.0384x+1.8137、x:偏差値、y:クチコミ・満足度、R^2:0.3421、当てはまりはあまり良くない)であり、この偏差値であれば、このくらいのクチコミ・満足度であることを示しています。そのため、その点線よりも、高い場合は、偏差値と鑑み、コスパがよく、低い場合、コスパが低いことを示しています。
【データ】Googleのクチコミは、Google Mapからその場所の情報の投稿や評価をすることができ、位置情報のみならず、その場所の情報も把握することができます。各大学を検索し、このクチコミの評価と件数を次のようにまとめました。
摂神追桃の神戸学院大学は評価が高かった、一方、追手門学院大学は「腐ったミカン」発言で話題となったパワハラ訴訟など複数の事件があったため、かなり悪いクチコミが多く、点数が低かった。
コメント
コメントを投稿