(就職率に関する)今、話題の関西有名私大を特定した(これはヒドイ!!)
就職実績の比較
大和大学政治経済学部は、次のように「従業員5,000人以上の大企業」、「東証1部上場企業」(注意1)への就職が良いという宣伝をしています。
(出典:大和大学HP)
注意1:2022年4月から、「東証1部」というもののがなくなり、「東証プライム」(グローバル企業中心)または「スタンダード」(大企業・中堅企業)に変わりました。
どのようにして、この数字を作ったのか、頑張って調べてみました。
(Yahoo!知恵袋(←外部リンク)でも議論があったようですので、調べました。)
【調査方法】 具体的には、次の関西に位置する有名大学(16大学)の就職に関するページを全て確認しました(偏差値の高い大学ほど、情報公開が進んでいる印象)。
関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学 ←かなり詳細に公開
京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学 ←上ほどではないが、下よりも詳細に公開
摂南大学、神戸学院大学、追手門大学、桃山学院大学 ← %などは公開していない
大阪経済大学、関西外国語大学、佛教大学、京都橘大学 ← %などは公開していない
多くの大学が「従業員5000人以上の大企業」、「東証1部上場企業」への就職率を公表していません。例えば、「従業員3000人以上の巨大企業」は公開などしている大学もあります(関西大学、近畿大学、甲南大学)。そのため、公開している大学を特定できました。
結果:
・同志社大学は、「従業員5000人以上の大企業」への就職率を公開している。
・関西学院大学も、「従業員5000人以上の大企業」、「東証1部上場企業」への就職率を公開している。
平均値を取ってきているのかと思いきや、そうではなく、単に同志社大学、関西学院大学の結果を使っているだけでした。
【証拠】
(出典:同志社大学のホームページ)
大和大学は、同志社大学・関西学院大学の就職実績に関して、凌駕しているのか?
→ 「NO!」
「関西電力」へ就職を例にとります。大和大学では、関西電気グループ、同志社大学・関西学院大学では、関西電力の総合職です(←推測、注意2)。このように一概に企業への就職と言っても、職種、一般職・地域限定職と総合職等があり、大和大学では、多くが前者で、同志社大学・関西学院大学では、ほとんどが後者だと思います(←推測)。
注意2:もちろんグループの人もいると思うが分かりやすさのためにこのような表現を用いた。
同志社大学、関西学院大学では、「関西電力」、大和大学では、「関西電力グループ」への就職。
オイオイ、「グループ」かよ、とツッコミましょう!
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