政治経済学部グローバルビジネス情報学科新設か?教員募集開始
令和6(2024)年4月1日の設置を目標として、2022年9月14日、JREC-IN(←外部リンク、主に研究人材を対象とした求人公募情報と求職者情報を提供している)にて、「大和大学政治経済学部 グローバルビジネス情報学科」の教員(任期付、原則4年間)を募集開始しました(応募締め切り9月26日)。このグローバルビジネス情報学科は、政治経済学部の3つ目の学科(既存の2学科:政治・政策学科、経済経営学科)となるようです。
教員募集(分野(左):科目(右))(応募締め切り2022年9月26日)
① IT関連科目:情報処理、ソフトウェア、プログラミング、データサイエンス等
② 実践ビシネス:ビジネスモデル、課題解決型演習、イノベーション、アントレプレナー関連科目等
③ 英語・TOEIC・ビジネス英語:英語・TOEIC・ビジネス英語 科目等
④ 国際ビジネス:国際経営論、貿易論、欧米地域経済論、アジア地域経済論等
⑤ 経営と法:民法、商法、国際法、情報関連法等
⑥ 金融・会計:金融論、会計学、簿記、管理会計論等
⑦ マーケティング:経営戦略論、消費者行動学、マーケティングリサーチ等
⑧ マネジメント:経営管理論、経営組織論、組織行動論、人的資源管理論等
⑨ 経済学:経済学概論、ミクロ経済学、マクロ経済学、国際経済学 等
(出典:JREC-IN)
田野瀬学長さんのインタビュー記事(リクルート総研、2022年7月)(←外部リンク)の中で、2022年夏頃、7つ目の新学部についての方針を決めるとありました。もしかしたら、この新学部の設置構想が、このグローバルビジネス情報学科、のことかも知れません。以前から、国際系・グローバル関連を設置したいということでした。
大和大学は2014年に教育学部、保健医療学部の2学部でスタートし、この10年間で、6学部と積極的に新学部の設置、定員増を行なっています。これまでは、ある程度順調に進んでいると感じます。
ただ、不安な点として、2016年設置の政治経済学部は、当初、定員60+120=180名で募集していましたが、募集が上手くいかなかったようで、40+80=120名に定員を減らしました。2023年4月、当初の60+120=180名に戻す予定としています。社会学部が設置され、学部を跨いだ併願が行えることから、志願者を確保でき、社会学部が不合格でも政治経済学部は合格といったこともあります。これらのことから定員増を行なっても大丈夫だと考えたのだと推測しています。またこのグローバルビジネス情報学科という名称から、2023年(令和5年)4月設置の情報学部との併願もできるようにするのでしょう。
このグローバルビジネス情報学科の定員は、40〜60名くらいと推測しています。政治経済学部は、3学科体制となり、入試に関してはより複雑化すると予想できます。政治経済学部は、2016年の初年度は定員割れでしたが、2024年では、220〜240名程度の大幅増、また就職実績が良くないということから、定員割れや少なくとも偏差値の大幅な低下が懸念されます。今後も引き続き注目していきたいと思います。
参考:他の政治経済学部を有する大学
・早稲田大学政治経済学部:政治学科、経済学科、国際政治経済学科
・明治大学政治経済学部:政治学科、経済学科、地域行政学科
・東海大学政治経済学部:政治学科、経済学科
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