Yamato = No.1 : 情報を鵜呑みにしてはいけない(卒業延期制度)
情報を鵜呑みにしてはいけない
先日公開された、「Yamato = No.1 」というサイト(←外部リンク) に実就職率98/2%(大学通信)、就職率100%(大学ランキング2023)などとあります。一見すると、全国No1であり、凄い結果のように感じ、「大和大学は凄い」という印象を持ちます。
しかし、大学で勉強をされたいた方は、この数字に違和感があること分かるはずです。自営業、留年、うつ病等により就職できかった人が友人・知人の中にいると思います。また場合によっては、正社員ではなく、派遣社員でもなれば、就職したとすることができるので、就職する意志さえあれば、就職率を100%に限りなく近くすることができます(就職する意思のない人は、実就職率(就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100で算出)には入るが、就職率(文部科学省: 就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨)から外れる。真面目な学生さんであっても、公務員試験の不合格で、秋から就職活動をし、希望の企業から内定を得られず、卒業する際は、就職しないということも考えられます。そこで、留年ではなく、卒業するための必要な単位を全て取得している学生さんのために、(多くの私立)大学には「卒業延期制度」というのがあります(基本、国立大学にはこの制度はありません)。
卒業延期制度(卒業を延期する制度)
卒業要件単位を満たせず、修業年限で卒業できなかった留年とは異なり、学生の自らの意思・判断による計画的な修学延長の制度。
そのため、仮に就職ができなかった場合、卒業延期制度を利用することがあります。この場合、この年の卒業生とならないので、卒業者数に含まれません。そのためこの数字では、卒業生は、就職をした人(や自営業者)が卒業生のみとなるため、大学としての実就職率が高く出る傾向があります。
そこで、本来この年は、何人入学し、卒業できたのかが何人であるかを見る必要があります。このようなこともあるので、出されている数字・情報を鵜呑みにするのは、注意しましょう。
例:政治経済学部の1期生の方のTwitter:自分はいないこととなっていた。。。。
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