西大和学園生徒による勇気ある告発とその影響
西大和学園生徒による勇気ある告発
2021年3月、西大和学園生徒による西大和学園の政治的中立性に関する内部告発に関する報道があり、話題となりました(注意)。生徒さんは、「誰かが告発しないと一向に改善されないため、勇気を出して告発」したということです。
注意:ある方によると、単に政治的な対立で、この西大和学園の生徒は実在しないという説もある。
西大和学園による政治的中立性への疑義について、原文については、宇陀新聞社(←外部リンク)で掲載されています。ただし原文を理解するのは難しいので、この記事では、これらをまとめました。このような文章は、本来主語など細かいところが重要であるので、詳細についてお知りになりたい方は、宇陀新聞社(←外部リンク)などをご覧ください。
・生徒さんによる西大和学園による、政治的中立性への疑義(参考:宇陀新聞社(←外部リンク))
(1)西大和学園入学予定者の保護者に対して、入学関係資料とともに、田野瀬議員を支援する団体「西道会」入会申込書・入会のお願いなどが郵送されていた。
(2)入学式当日の保護者に向けての田野瀬議員後援会「西道会」への入会説明があった。
(3)学園敷地内に自民党衆院議員のポスターが掲示されていた。
(4)「学園内では教師も生徒も田野瀬太道衆議院議員を『顧問』と呼び、毎年顧問講話」してきた。
・西大和学園の顧問弁護士さんの反論(参考:宇陀新聞社(←外部リンク))
(1)否定:入学関係書類の送付・提出は、 WEB上にて行なっているため、そのようなことはない。
(2)否定:2019年4月の入学式当日は、入学式が終わってから、生徒・教員らが退場した後に、新入生の保護者に対して、西道会関係者が西道会を紹介したものであり、西大和学園は西道会入会の働きかけをおこなっていない。
ポイント:「西大和学園は」、行なっていない。他の団体は行ったことは認めている。
(3)否定:学園として、生徒や保護者に向けての政治教育や政治活動を行うものではない。しかし、看板は撤去する。
(4)否定:2016年8月に田野瀬太道衆議院議員は、「学園顧問」を辞任している 。
・生徒側弁護士さんの反論(参考:宇陀新聞社(←外部リンク))
(1)否定:いや、コロナ前であるので、Webでは行なっていない。
実際、西大和学園育友会報「信頼」ともに「西道会」入会「お願い」文章、入会申込書、田野瀬議員の後援会会報が送付されている。
(2)否定:2019年4月、入学式終了後に、西道会関係者が「西道会」入会呼びかけ活動をしたのは、西大和学園の学校敷地内(入学式会場)である。西大和学園の承諾・連携・協力のもとで、 入会呼びかけ活動がおこなわれていたことは事実である。
(3)なし
(4)否定:2019年8月、顧問講和を行なっていることから、顧問であった。
・西大和学園の顧問弁護士さんの再反論(参考:宇陀新聞社(←外部リンク))
(1)否定:2016年以降、入学関係書類の送付、提出は、全てWEB上で行なっている。
西道会入会「お願い」文書などは、西大和学園育友会が郵送したものであり、西道会が郵送したものではない。
→ 西大和学園が行なってはおらず、保護者全員加入の西大和学園育友会が行った。
また、西大和学園育友会が西道会に対して、個人情報等を教えてはいない。
(ポイント:郵送等の事実はあるが、行為者は保護者全員加入の西大和学園育友会である)
(2)否定:以前の回答通り、西大和学園の連携・協力をして、 西道会入会へ働きかけてはいない。
(ポイント;西大和学園は、新入生の保護者に対して、西道会関係者が西道会を紹介することは認め、またこれを行うことを「承諾」している)
(3)なし
(4)否定:平成28年8月、文部科学省の政務官に就任する直前に、西大和学園の顧問を辞任している。この顧問という名称は、一般的社会おいて利用されている呼称として使っている。
まとめのまとめ:
(1)西道会入会「お願い」文書などの郵送したという事実はあるものの、西大和学園育友会が郵送したものである。
(2)入学式当日に「西道会」への入会説明はあった。
ただし、西大和学園育友会が行ったことであり、西大和学園は連携・協力して新入生保護者に対して「西道会」への入会説明は行なってはいない。
(3)看板はあったが、その後撤去された。
(4)平成28(2016)年8月、田野瀬太道 衆議院議員は、文部科学省の政務官に就任する直前に、西大和学園の顧問を辞任している。以降の顧問とつけて読んでいたのは、一般的社会で使われている呼称で、使用した。
→ 少なくとも、西大和学園育友会は、「西道会」への入会を薦めていたということは分かる。
看板:Googleストリートビュー(←外部リンク:左上にある時計のマークから確認可)で確認
2018年12月撮影:看板設置されている
2016年12月、田野瀬太道 衆議院議員、大和大学特任教授は、文部科学省政務官の頃、西大和学園の顧問は辞任されていたようですが、大和大学 政治経済学部では授業されているようです。大和大学では、政治の中立性はいらないと思ったのか、社会通念上、問題ないと思ったのか?
2016年8月5日〜2017年8月7日 文部科学省大臣政務官(第2次改造内閣)
2020年9月18日〜2021年2月1日 文部科学省副大臣(菅義偉内閣)
ちなみにこの件が関係あるのか定かではありませんが、以前の政治経済学部のカタログが政治家中心から元官僚中心へと変更されました。
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