Hの「大和大学」を考える

　 大学通信オンラインにある入学志願者速報の数値 （←外部リンク）を用いて、2023年度の関西有名私大の志願者動向（速報）を分析しました。ただ、大和大学は、大学通信オンラインの入学志願者速報には入っていません。前の記事における独自の分析では、 志願者数は、 若干の減少 、となる見通しです（←リンク）。 分析結果 ：上位校と下位校との二極化が鮮明に （前年度比100を超えている場合、 黄色 、80％以下であれば、 緑色 とした） ランキング 大学 募集定員 志願者数(2023) 前年度比(2023/2022) 前年度比 (2022/2021) 前年度比(2021/2020) 備考(2023年のみ） 1 近畿大学 5072 152493 96.9 115.8 93.5 2 立命館大学 4779 91382 103.4 105.8 80.6 3 関西大学 3724 77754 98.2 99.6 90.7 4 龍谷大学 2907 61083 109.3 99.1 105.8 心理学部設置 5 同志社大学 3797 49972 109.0 103.1 89.1 6 関西学院大学 3406 43737 112.9 115.2 86.8 7 京都産業大学 1969 38275 101.4 92.2 72.8 8 追手門学院大学 1050 19136 100.8 111.7 94.2 法学部設置 9 甲南大学 1302 16666 113.5 98.9 78.1 10 摂南大学 1445 16261 81.0 79.4 88.5 現代社会学部設置 11 神戸学院大学 1282 13301 81.3 91 82 12 大和大学 ?? ?? ??(13089) 126.8 118.6 情報学部設置 13 大阪経済大学 931 9202 82.9 97.5 72.3 14 武庫川女子大学 1234 8381 86.6 91.5 76.6 社会情報学部設置 15 関西外国語大学 967 5706 135.1 80.1 77 国際共生学部設置 16 佛教大学 604 5559 63.8 108.7 69.5 17 桃山学院大学 815 4132 58.2 78.9 65.4 （データ： 大学通信オンライン より） ・大和大学 は、 情報学部(定員：200名)の設置や新たな入試制度の創設で、

　先日、公募制推薦・一般前期のみならず、一般前期B日程（昨年度は中期）、後期の入試の 状況についても公開 （←外部リンク）されたようです。 そこで、毎年、試験のやり方が変わるので、単純比較はできませんが、参考までに単純に昨年度と比較しました。 分析結果 ：大学 職員も増員し（←推測）、TV CMや電車広告など巨額の投資を行ってきたものの、 出願者 総 数は減っている 。政治経済学部、教育学部が昨年度比 ７０％程度の大幅減 。特に、 政治経済学部は、定員を６０名増したにも関わらず、出願者数が大幅減 。社会学部はやや減少、保健医療学部や理工学部は前年度と同じ程度でした。 まとめ（集計） 学部学科合計 2023年度 2022年度 比率 社会学部 社会学科 1168 1343 86.97% 学部合計 1168 1343 86.97% 政治経済学部 政治・政策学科 1493 2204 67.74% 経済経営学科 1890 2430 77.78% 学部合計 3383 4634 73.00% 教育学部 初等幼児教育 1221 1450 84.21% 国語教育 409 673 60.77% 数学教育 695 970 71.65% 英語教育 243 435 55.86% 学部合計 2568 3528 72.79% 保健医療学部 看護学科 1795 2027 88.55% 理学療法学 887 776 114.30% 作業療法学 504 495 101.82% 言語聴覚学 349 372 93.82% 学部合計 3535 3670 96.32% 理工学部 数理科学 518 502 103.19% 情報学科 1156 1142 101.23% 機械工学 756 734 103.00% 電気電子工学 810 701 115.55% 建築学 794 938 84.65% 学部合計 4034 4017 100.42% 情報学部 理系方式 1157 - - 文系方式 596 - - 学部合計 1753 - - 合計 16441 17192 95.63% 合計(情報学部除く） 14688 17192 85.44%   ・もちろん、この減少の原因として、少子化やAOや学校推薦などの年内入試が増えていることが大きな要因と考えられます。また、2016年に始まった 「定員管理厳格化の緩和」 （単年ごとの入試